ギャンブル依存症が原因で大学を留年した話

借金
こんにちは。借金まみれのくそまみれエンジニアの黒輔です。
実は僕、大学時代留年してるんです!
まぁこんな人ごまんといるだろうから言うまでもないんですが…
現在大学生だったり、就職を考えてる人の参考になれば?
いや、ならないわ。
なので、ただの思い出話しまーすw
きっと誰も見てないから黒崎メモリアル的な感じでいこう。
ああ。伝説の木の下で告白されたい人生だった。

大学3年。シフトが俺で。俺がシフトで。

大学3年生の後期、僕はお金がないからあほみたいにバイトしてました。
そりゃもう、アホみたいに。いやアホなんだけどさ、あほあほ。うひょひょ
このころには既に重度のパチンカス&リボ払いのハイブリッドクズだったものでね!!(強気)
バイトは最大5つ掛け持ちしてました。(塾講師、家庭教師、ファミマ店員、うなぎ屋さん、ハワイアンカフェ)

始まる、就活。

だが時は戦国、大学3年。就活の変の勃発であった(?)
バイトバカの僕はシフトを入れまくる毎日ですが、
時代の荒波に飲まれ、スキマ時間で就職活動を開始してました。
そして比較的うまく立ち回れたおかげか、1~2か月で某大手IT企業の子会社から内定をもらえます。ほんと得な性格ですよw
ハイ就活終わりー!とか言って、
どや顔でバイト、パチンコに明け暮れていました。ヒャッハー!!!!
そしてのんびり春休みを過ごしてたら大学から封筒が届きます。
開くと成績表が入ってました。
まぁ最低限の事しかしてなかったので、成績も下の中くらいで、
仕方ないね~内定もらえているし別にいっか。くらいに思っていたところ、
もう一枚紙が入っていて、
なんだろこれ??今まで二枚なんて入ってなかったけど??
と思いながら目を通してみると、
「現時点での取得単位が不足しているため、来期からの卒業研究資格がありません」
??????ん?
なんかよくわからんけど不穏なことが書かれていることだけは分かりました。
心臓がバクバクしていろいろなことが脳裏をよぎります。
「あれ?ナニコレ?もしかして留年?いやいやまさか!でも、え?内定もらってるけど?え?」
軽くパニック状態。
人間、なんか嫌なことがあった時って大抵夢オチだったりするじゃないですか?
高いところから落下したり、大切な人が死んだり自分が殺されたり。
そしてなぜか外で全裸だったり。(これ結構見るんだけど僕だけなのかな…?)
だから今回のことも僕は本気で夢だと思ったんですね。
封筒をもって自室に戻り、布団をかぶって目をつぶりました。
それで寝たふりしてみたわけです。でも、心臓のバクバクは止まらないし、
瞼の裏で目はギンギン。
一時間くらいそうしてたと思います。
でも、一向に夢オチにならない。冬なのに汗びちょびちょ。
「めっちゃ現実やんね…。」
…。絶望した僕は、おとなしく布団から出て、大学に真相を聞きに行くことにしました。
いや、それしか選択肢がなかったんですけどねw

大学に直談判。逆に裁かれてるの巻。

何とか大学につくと、大学の学生課は春休み中もやっていました。
ホッとする僕。
そして中に入り、慌てて担当の方を捕まえて、事情聴取?しました。
僕「理工学部の黒崎大輔って言います。
本日こんな紙が届いたんですが、どういう意味なんです!?」
担当者「あー…これは。。。。
黒崎さんは、4年生になれるんですが、卒業研究が出来ません。
つまり、留年です。」
留年ねー。ふーん留年。ほーん。やっぱり?へぇ~?
ふぅ…。(なぜ抜いたし)
えええええええええええええええええええええええええ!?!?!?!!?
僕「待ってください僕先週内定もらったばかりで、困ります!え!?留年ですか!?
どうしたらいいですか!?」
担当者「お、落ち着いてください。僕らは何ともできないので、とりあえず学部長に話をしてみてください。」
僕「わ、わかりました…」
結構凹んだ勇者クロサキ。
ラスボス戦前に、我が父君に電話をしました。
プルルルル…
父「なんだ?どうした」
僕「あの、お父様、どうか落ち着いて聞いた下さい。」
父「もったいぶるなよなんだ?」
僕「ほんっとうに申し訳ありません!!!!!僕、留年したみたいです!!!!」
父「・・・・。」
父「・・・・。」
父「おまえ…本当に間抜けだな。本当に。」
僕「はい…。」
父「本当に間抜けだよ。あれほど言ったのに。本当に間抜けだ。」×20
※本当に20回くらい間抜けといわれ続けました。
父「で?どうするんだ?」
僕「とりあえず学部長に相談してみる。何とかなる可能性があるなら1%でも賭けたい気持ちです」
父「…。早くいってこい。学費はないから、留年だったら大学辞めて働けよ」
僕「はい…。」
というわけで、御父上には呆れられます。
そして僕の頭をよぎる「退学」の二文字。
ちくしょーーーーーーーーーーどうにでもなれ!!!!
大学やめてファミチキ揚げまってやる!!!!!!
少し自棄になりつつ、ラスボス戦へ…!
恐る恐る学部長室を訪ねてみると…いました!!!学部長。
春休みなのに何やってんの?暇なの?
…じゃなかった。留年回避できるか交渉せねば。
あ、説明しそこねてましたが、
この学部長、たまたま僕が所属している研究室の教授でした。
学部長「おお、黒崎君。どうしたの?」
僕「実は…かくがくしかじか」
学部長「そのことだったら、僕の耳にも届いていたよ。」
僕(なんだよ知ってたのかよ何とかしろよ)←クズである
学部長「残念ながら、来年卒業は出来ないけど、しっかり勉強して気持ちよく卒業したほうが将来のためになると思うよ!頑張ろう」
僕「そ、そのことなんですが、僕もう企業からの内定もいただいてまして…何とかなりませんか…?」
それまでニコニコしてた学部長。
僕の発言を聞いて霊圧が1000倍くらいに膨れあがる。
驚きの膨張率である。僕のせがれも流石に敵わないでしゅ。
学部長「…。仮に、何とかなったとしてだよ。そのあと黒崎君の卒業研究を担当するのは僕だよ。そんな不正をして留年を免れた君を、僕が気持ちよく卒業させてあげられるのかな?」
僕「(あ、死んだ)」
僕「もう一年。頑張らせていただきます!!!(涙涙涙)」
ということで、留年回避どころか、直撃しました。
眼の前が真っ暗に。

もがけ!くろさき君。そして世紀の大発見()

それでも何とかしなければならない僕は、 パチンコ漬けの脳みそをフル回転。
(学費はどうするんだろ?すでに奨学金は中止しちゃったし、留年が原因で借りれなかったような…?)
学部の要綱や、学費に関するパンプレットを読み漁りました。
そして、ついに発見しました。安心留年パック!!!!(勝手に命名)
どうやら、成蹊大学の卒業研究は通年単位。つまり、前期と後期で続けて受けなければならない単位。
僕は必修科目や準必修科目が一定単位取得できており、致命的な単位不足ではない。
前期に卒業研究に必要な単位を取得し、後期に休学(在籍費75,000円かかる)することで、
翌年の授業料が半額になるというもの。
前期 + 休学時の在籍費(75,000円)+ 翌年の授業料半額 = 通年の学費+75,000円
つまり!この『安心留年パック』を使うことで、75,000円で留年できるというのだ!
なんて画期的な!そして発見した僕天才なのでは!?!?(※留年してます)
早速、父君に報告。
父「どうした?留年回避できたか?」
僕「ダメでした。留年確定らしいです。でも、ご安心ください!!
父「何が安心だよふざけてんのか学費はどうするんだ」
僕「そう…その学費ですが、僕が発見した画期的な手法により、75,000円で済むそうです。すでに学生課の方に回答をいただいてます」
父「…。」
僕「…もちろん75,000円は自分で働いて用意します」
父「当たり前だ。今年留年だったら退学だからな」
僕「はい!!!承知つかまつりました!!」
…というわけで、無事留年できた僕。
何とかこの後に就活(2回目)も決まり、卒業できて社会人になることが出来ました。

今回の落ちというか、反面教師にしてほしいというか。

とりあえず、めでたしめでたしでしょうか??
借金して金なくてバイトしまくらなければならないということで、
間接的に留年したのはパチンコのせいといっても過言ではありません。
大学生の皆さんは、どうかこんなどうしようもないやつにならないでくださいね。
休学中にバイトで月30万円ほど稼ぐものの、
それを全てパチンコで全て溶かし、
結局家族に借金して、自転車で埼玉から北海道まで旅行したりするんですけど、
それはまた別のお話で。
それでは!ちゃお。

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